
40代転職者「面接の時に退職理由をどう答えればいいんだろ。」
40代の転職希望者が抱えている悩みとして
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ブランクがある
転職回数が多い
短期間で会社を辞めた経験がある
解雇された経験がある
年相応のキャリアを積むことができていない
など悩みはさまざまですよね。
しかしながら退職理由は避けて通れない質問です。
アドリブで完璧な対応をするのはかなり難しいんじゃないでしょうか?
ここでは失敗しない退職理由の答え方、伝え方を例文付きで詳しく解説していきます。
この記事を読むとこうなる
・退職理由を答える時やってしまいがちな3つのNG回答を学べる
・面接で退職理由を聞かれた時の答え方が例題付きで学べる
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目次
・そもそも退職理由を聞かれるのはなぜ?
・退職理由 やってしまいがちな3つのNG回答とは
・シチュエーション別 面接で退職理由を聞かれた時の答え方【例文】
-短い期間で退職した時の答え例文
-勤務時間・休みなどに不満があった場合
-給与・待遇に不満があった。そんな時の答え方
-早期退社・会社都合での退職 例文
・まとめ

さわ「ちょっとだけ私の話させて」
プロフィールにも書いていますが
私は約20年間勤めた会社を48歳の年に退社しました。
前職は某通信キャリアのエンジニアをしていて現場の責任者でもあったことから
中途採用の担当も兼任していたという経歴があります。
そんな私が面接で失敗しない退職理由の答え方をご紹介しようと思います。
よかったら最後まで見ていってください。
そもそも退職理由を聞かれるのはなぜ?
何を見られてるの?
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ずばりこの2つです
・退職理由に正当性・納得性があるか
・同じ理由で当社も辞めることはないか
もう少し詳しく説明すると
「前の会社や職場のせいにしたりして被害者気分になっていないか』
「問題に対してどう取り組んで退職したのか」
「希望通りにならなかったらまた辞めてしまうのでは?」
退職理由を聞くことでその人の「仕事に対する考え方」「人となり」
を見て自社の条件や社風に合った人材かどうかを判断しています。
では退職理由をどの様に伝えていけば良いのでしょうか
まずは3つのNGポイントを説明します。
退職理由 やってしまいがちな3つのNG回答とは
1、前職の不満を言ってしまう
転職を考える理由の多くは前職の不満がつきものではありますが、
面接官にそのまま伝えるのは絶対NGです。それだけで面接官の印象は悪くなります。
退職理由を答える際は、前向きな言葉に変換して伝えることが大切です。
得意な仕事、取り組みたい業務などを積極的にアピールする事を心がけましょう。
2、キャリアアップ出来ないと思って・・・
仕事内容や、ミスマッチなどの理由は一見正当性がある理由に聞こえますが、
それだけを伝えるとただの不平不満になります。
例えば営業職につきたいという希望があって「異動を申し出たが受け入れられず、
大変残念でしたが退職しました」
と自分はどう行動したのかを具体的に話す様にしましょう。
3、話が長い
40代が面接でやりがちなのは、商談や会議の時の様に
相手の気持ちを和らげてから本題に入る様なトークをする事です。
この様な回りくどい話し方は面接では逆効果になります。
対策としては、「結論」「理由」「具体例」の順で話します。
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例えば
「私は●●●の面で御社に貢献できると思います。
なぜかというと▲▲▲の業務経験があるからです。
具体的には■■■のマネージメントを5年間やっていました」という具合です。
質問に対しては面接官が知りたい情報を端的に伝える事がとても重要です。
シチュエーション別 面接で退職理由を聞かれた時の答え方 例文
退職する理由は転職希望者によってさまざまで答えにくい
理由も中にはあると思います。
しかし、前職に満足ならばそもそも退職なんてしません。
ネガティブな要因があるからこそ退職するのを面接官もよく理解しています。
「それなら辞めても仕方がない」と思ってもらえるよう
前向きに丁寧に説明する事が大事になってきます。
ここではシチュエーション別の回答例文を紹介していきます
1、短い期間で退職した時の答え例文
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「退職した理由は、営業を希望して入社しましたが実際の配属は設計部門でした。
設計の経験は浅くオフの時間も使って勉強を頑張ってきましたが、会社の求めるレベルに到達するには時間がかかると思い、上司にも異動の相談しましたが
会社の方針として当面の異動の予定は無いとのことでしたので新しい職場を探す事を決めました。」
point:起こった問題にとった自分なりの努力を具体的に伝える
2、勤務時間・休みなどに不満があった場合
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「前の職場では、残業時間が月100時間を超え、休日出勤も常態化していました。
業務の効率化をはかったり、増員の要望を出したりしましたが、
業績の悪化や社会的な人手不足の影響で要求は受け入れられませんでした。
ただ仕事をこなすのではなく、
余暇時間などを利用して自らも成長しながら仕事を進め、
会社に貢献できるようになりたいと考え、退職を決意いたしました。」
Point:伝え方をまちがえると責任感が薄いという印象になる。
余暇を利用してスキルアップしたいという意欲をしっかり伝える
3、給与・待遇に不満があった。そんな時の答え方
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「直接的な理由は、給与水準が低く経済的な余裕が持てない事です。
現在、月収22万円程度ですが、年功序列の企業風土だったため、
成果が評価につながりにくいという状況でした。
両親への仕送りもしなければいけない状況で、
今の会社で働き続けるのは難しいと考え、
転職を決めました。御社では自分の努力が成果につながる会社だと伺っております。
年齢だけでなく、実力、実績を評価してもらえる御社で仕事に邁進したいという考えから、
転職を決意いたしました。」
Point:具体的な数字や事情も説明して面接官の納得感を得る
4、早期退社、会社都合での退職 例文
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「会社の業績が悪化で、社員の半数近くの希望退職者募集があり
長年勤めた会社でしたので、私のできる限り努力は重ねてきたのですが、
やはり業績回復には至らず退職を決意しました。
この機会を好機と捉えてスキルアップを重ねて仕事に邁進したいとい考えております。」
Point:意図しなかった退職をチャンスに変えるバイタリティーをアピール
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に1つだけ補足をさせていただくと、
これは私の経験から思う事なのですが、
面接官は多くの人の面接を行なっているプロです。ウソは必ずバレます。
ただし前向きな言葉に変換したり、伝え方を変えたりする事で
ポジティブな印象に変える事ができます。
また語尾がフェードアウトしてボソボソ小さな声で話すとそれだけで
「何か言いにくい事情があるのでは?」と勘ぐってしまいます。
背筋を伸ばしてハキハキ答えると印象も確実にアップします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。